◆ 感染症情報 2011年 ◆
7月 8月 9月 10月 11月 12月
1月 2月 3月 4月 5月 6月
 
12月 マイコプラズマ感染症が全国的に多発しています。高熱と咳が強く肺炎になって入院される方もいます。RSウィルスも流行しており、全国的なニュースでも取り上げられました。A型インフルエンザが一部の地域で集団発生しています。ワクチンを受けていない方は、早めに接種するようにしましょう。重症の感染性胃腸炎で入院される方が目立ちます。ノロウィルスが多いですが、細菌性の腸炎も見られます。手洗いとうがいを励行して、規則的な生活と食事に留意しましょう。
 
11月 マイコプラズマ肺炎やRSウィルスによる気管支炎が多発しています。A型インフルエンザも散見されるようになりました。いずれも感染力が強いので手洗いやマスク着用を励行して集団生活を控える等のエチケットが求められます。おたふく風邪も少ないですが発生しています。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)ではノロウィルスが多くの患者さんから検出されています。症状が強くて長引く場合が多く、吐物や下痢便からの感染力が強いので厳重な注意が必要です。各種のワクチンは早めに受けるようにしましょう。
 
10月 気温の変動が大きいためか、例年と比べて上気道感染症が目立ちます。アデノウィルスやコクサッキーウィルスに加えてRSウィルスも検出されています。いずれも高熱が出たり咳がひどかったり、全身状態が悪化しやすいので無理をしないようにしましょう。イネをはじめとする花粉症や気管支ぜんそくも目立ちます。運動会などで無理に走って悪化することもあるので早めに治療を受けましょう。予防接種法で決められているワクチンは期間内に受けると公費で受けられますが、それを過ぎると自費扱いで数千円かかりますのでご注意下さい。
 
9月 8月下旬から、ヘルパンギーナや手足口病以外にも急に高熱がでる上気道炎(のどかぜ)が増えてきました。高熱が5日以上続いて気。管支炎や肺炎を合併して入院される方も目立ちます。乳幼児を中心にゼーゼーという呼吸音が聞こえて呼吸困難を来す細気管支炎や喘息も増加傾向にあります。点滴や酸素吸入が必要な方もいますから、早めに診察を受けましょう。感染性胃腸炎は多くはありません。予防接種の種類が増えて乳幼児期は大変でしょうが、お子さんのためには是非とも忘れずに健診や予防接種を受けておくようにしましょう。
 
8月 急に高熱がでる咽頭炎やヘルパンギーナ、溶連菌感染が多発しています。熱や咳が長引いて気管支肺炎になり入院する方も目立ちます。暑さが厳しく脱水症にもなりやすいので水分接種を心がけましょう。高熱や脱水症が原因で熱性けいれんを起こす方もおられます。短時間のけいれんであれば心配ないので、目が覚めたら水分補給を心がけて下さい。手足口病、とびひ、日光過敏症などの皮膚疾患も目立ちます。感染性胃腸炎は多くはありませんが、気温が高いので食品管理に注意しましょう。
 
7月 ヘルパンギーナや手足口病などのエンテロウィルス感染症が多発しています。水痘(みずぼうそう)、とびひ、日光皮膚炎、あせも、更にはアトピー性皮膚炎の悪化やじんましんなど多彩な皮膚症状の患者さんが来院されます。室内で熱中症で亡くなったり、学校で集団で倒れたりした事例などが報道されています。水分をこまめに飲むと共に、炎天下での長時間の活動は控えるようにしましょう。胸がゼーゼーとかヒーヒーいって呼吸困難を伴う細気管支炎が多発しています。暑い季節は食材の管理にも注意しましょう。
 
6月 急に高熱がでたり咳が長引く上気道炎(かぜ症候群)が多発しています。咽頭培養ではアデノウィルスや溶連菌が検出されています。手足口病やヘルパンギーナも見られるようになりました。感染性胃腸炎からはロタウィルス、ノロウィルス、病原性大腸炎が分離されています。夏場には食中毒も多くなりますので、食品管理には気をつけて十分火の通ったものを食べるようにしましょう。日光皮膚炎とともにトビヒなどの皮膚疾患が増加傾向にあります。
 
5月 感染性胃腸炎がなお多発しています。便検査ではノロウィルスは減少気味でロタAウィルスが増加傾向にあります。感染力が強く大人にもうつることがあります。気温が高くなってくると細菌性の胃腸炎も増えてきますので手洗いや食材などの注意が必要です。水痘(水ぼうそう)が一部で流行しています。急に高熱を来す上気道炎が目立ち始めており、アデノウィルスや溶連菌が検出されています。日差しが強くなると日光皮膚炎にも注意が必要です。
 
4月 インフルエンザが再び増加傾向にあります。今年はA型(新型)、A香港、B型が流行し、繰り返しインフルエンザにかかった方も多くみられます。RSウィルスによる気管支(肺)炎や高熱が続く上気道炎も目立ちます。水痘(みずぼうそう)やおたふく風邪も散見されます。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)ではウィルス性に加えて、細菌性の腸炎が目立つようになってきました。一時中断されていたヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンが再開されました。ワクチンは早めに受けるようにしましょう。
 
3月 各地で新型インフルエンザ(H1N1), A香港、B型の流行が続いており、同じお子さんでインフルエンザに2回罹った方もおられます。上気道炎の患者さんからはコクサッキーウィルスやアデノウィルス、更には溶連菌も検出されています。原因不明で5日間以上熱が続き、検査をすると肺炎や腸炎が発見されて入院される方も目立ちます。感染性胃腸炎では、ノロウィルスがやや減少気味でロタウィルスが増加傾向にあります。花粉症が目立ってきており、目や鼻だけでなく、皮膚や気道(喘息)の症状が見られる方もいます。
 
2月 記録的な大雪と新燃岳噴火のニュースが連日報道されています。インフルエンザが流行期に入りました。ほとんどが新型(A型)で0歳から成人まで幅広く感染が広がっています。早めに治療を受ける事と、抗ウィルス薬で解熱しても2~3日は感染力は残っていますから、すぐ登園・登校したりしないよう、感染を拡大させない心配りが必要です。RSウィルスによる気管支(肺)炎や感染性胃腸炎も散見されます。スギ花粉を中心とした花粉症が始まっています。皮膚の症状や喘息などを引き起こす事もありますので、花粉飛散の多い今年は要注意です。
 
1月 新しい年の幕開けですが、12月に引き続いてノロウィルスによる感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)が流行中です。吐き気、下痢、発熱などの症状が続き感染力も強いので乳幼児や高齢者は要注意です。インフルエンザも増加傾向にあります。ワクチンは重症化を防ぐ効果が期待できます。新聞報道によると、救急車を依頼してから到着までの所要時間は、ますます長くなっているようです。全身状態に問題なければ(自分で歩けたり、意識がしっかりしている等)救急車を依頼しない事が、到着時間の短縮化につながって重症患者の救命率を引き上げる事になります。



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