◆ 感染症情報 2014年 ◆
7月 8月 9月 10月 11月 12月
1月 2月 3月 4月 5月 6月
 
12月 各地からインフルエンザ発生の報告が相次いでいます。今のところA型(AH3, A香港)が多いようです。肺炎や脳炎を合併することもありますから、ワクチンがまだの方は、早急に受けるようにしましょう。RSウィルスとマイコプラズマは、引き続き多く、気管支(肺)炎で入院される方が目立ちます。RSウィルスと似た症状でメタニューモウィルスも検出されています。ノロウィルスによる感染性胃腸炎も散発的に発生しています。冷蔵庫を過信しないようにしましょう。
 
11月 11月に入り、秋を一足飛びに冬の足音が聞こえそうな日々です。気温が下がり乾燥してくると、インフルエンザが間も無く流行し始めます。ワクチンを出来るだけ受けておくようにしましょう。マイコプラズマ肺炎やRSウィルスによる(細)気管支炎が多発しています。0歳児では息苦しくて眠りが浅く、機嫌が悪いだけで肺炎を起こしている事もありますので要注意です。ムンプス(おたふく風邪)水痘(みずぼうそう)溶連菌感染症が散発的に見られます。感染性胃腸炎はかなり減少気味です。
 
10月 全般的に感染症は多くありませんが、一部の地域でインフルエンザ発生の報告があります。脳炎や肺炎など重症化を予防するためにもインフルエンザのワクチンを早めに受けましょう。特に乳幼児では重症化しやすいので保育所等で集団生活をしている方は要注意です。気温が下がってきて喘息性気管支炎が増加傾向にあります。米国ではエンテロウィルス68に感染した小児が数百人規模で発生し、また呼吸器感染症の後に四肢筋力低下を来した小児も多数発生しているとのことです。手洗い、うがいを励行しましょう。
 
9月 記録的な猛暑が過ぎたかと思うと、局地的な豪雨による被害が相次いで報道されています。地球温暖化の影響は海水温の上昇や気象変動をもたらし、エボラ出血熱を始め微生物の世界でも生態の変動をもたらしています。感染症は多くは無いですが、本来冬場に多いRSウィルスによる細気管支炎や肺炎が多数見られ、乳幼児で入院される方が目立ちます。ムンプス(おたふく風邪)で高熱が続き髄膜炎を合併して入院されたお子さんもいます。ワクチンはできるだけ受けておくようにしましょう。
 
8月 ヘルパンギーナが急速に増加傾向にあります。高熱が出て、咽頭(ノドの奥)に口内炎に似た発疹ができるために食欲が低下したりします。ウィルス感染が原因なので特効薬はありませんが、けいれんや脱水症状を合併する事もあるので要注意です。咳が長引いて気管支炎や肺炎になる方も目立ちます。気温が高いので、熱中症と日光皮膚炎にも気をつけましょう。感染性胃腸炎では病原性大腸炎が検出されています。夏場は食品管理にも要注意です。
 
7月 幼稚園や小学校などで、急に高熱がでてグッタリするような上気道炎(かぜ症候群)が増加傾向にあります。ヘルパンギーナや高熱を伴った手足口病も見られます。高熱が続いて頭痛や嘔吐、けいれんを伴なったりすると髄膜炎の合併が疑われるので厳重注意です。水痘(水ぼうそう〕やムンプス(おたふく風邪)も散見されます。感染性胃腸炎では、病原性大腸菌が増加傾向にあり、食品管理に注意が必要です。日光過敏や熱中症に注意しましょう。
 
6月 5月末から30度を超え、一部の地域では猛暑日といった記録的な暑さが報道されています。熱中症の事故も各地で発生しており、炎天下での活動は厳重注意です。発汗が多い場合は、水分だけを飲んでいると低ナトリウム血症になってけいれんを起こしたりするので、塩分も摂取するようにしましょう。感染症はそれほど多くはありませんが、急な発熱を来す患者さんが目立ちます。溶連菌とマイコプラズマ感染がしばしば見られます。感染性胃腸炎(嘔吐下痢)ではノロウィルスとロタウィルスが検出されています。
 
5月 4月の中旬から、長期間姿を消していたA型ロタウィルスが多数検出されるようになりました。感染性胃腸炎(嘔吐下痢症)の代表的な原因ウィルスですので、感染に注意しましょう。上気道感染(かぜ症候群)はそれほど多くはありませんが、咳が長引いて気管支肺炎を合併する親子さんが目立ちます。乳幼児では悪化しやすいので、早めにかかりつけの小児科を受診するようにしましょう。
 
4月 インフルエンザは今なおB型を中心に散見されます。肺炎や気管支炎を合併したり、抗ウィルス剤が効き難い方もいますので注意しましょう。咳が長引いて気管支炎で点滴が必要な患者さんが目立ちます。マイコプラズマ肺炎もしばしば見られます。原因を特定できない高熱の患者さんがやや目立ちます。感染性胃腸炎は少なめです。水痘やおたふく風邪も散見されます。
 
3月 インフルエンザは一部ではピークを過ぎましたが、今なお流行中です。A型とB型の両方が流行しており、A型の中には新型A(H1N1)も含まれています。消化器症状が目立つインフルエンザも認められます。呼吸困難と発熱が続いて肺炎を合併する患者さんも目立ちます。花粉症や喘息も増加傾向にあります。感染性胃腸炎もやや多く、多くはノロウィルスが原因です。水痘(みずぼうそう)、ムンプス(おたふくかぜ)も発生しています。
 
2月 全国的に急速にインフルエンザが流行してきました。A型が多く、新型A(H1N1)も多数検出されており重症になって入院が必要になる方もいます。B型も1~2割みられます。咳と発熱が続いて気管支肺炎で入院される方も多く、RSウィルスが多数検出されています。ノロウィルスによる感染性胃腸炎も多く、しばしば家族内感染をおこして点滴が必要になる例も目立ちます。水痘(みずぼうそう)も一部で散発的に見られます。いずれも感染力が強いので、体力の維持と感染予防に気をつけましょう。
 
1月 新しい年の始まりです。昨年末から気温が低めで、荒れた天候の日が続いています。インフルエンザが各地で報告されるようになりました。中国では新型インフルエンザも検出されています。アデノウィルスによる咽頭炎がやや多めです。マイコプラズマ肺炎やクラミジア肺炎が散見されます。感染性胃腸炎(嘔吐下痢)では依然としてノロウィルスが多数を占めています。感染力が強いので吐物や下痢便の処理後の消毒や手洗いを励行しましょう。ムンプス(おたふく風邪)や水痘(みずぼうそう)も一部で発生しています。



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